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スズキ フロンクスの運転席に座って、『あれ、サイドブレーキのレバーがない』と戸惑った方も多いはずです。
結論から言うと、フロンクスのサイドブレーキはスイッチで操作する電動パーキングブレーキです。全車に付いていて、信号待ちで足を離せるブレーキホールドもセットになっています。
この記事では、かけ方と外し方、ブレーキホールドの使い方、解除できない時の対処を順番に見ていきます。
フロンクスのサイドブレーキはどこにある?
レバーや足踏み式に慣れていると、最初は探してしまいますよね。フロンクスは「電動パーキングブレーキ[ブレーキホールド付]」が全車標準です(現行型・スズキ公式の装備表)。
グレードが1つだけなので、2WDでも4WDでも、どの色を選んでも同じ装備です。中古で買う場合も、年式による違いを気にせずに済みます。
家族の車がレバー式だと、乗り換えた時に手が迷うこともあります。最初の数日は、止まるたびにメーターの表示を見る習慣をつけておきましょう。
サイドブレーキは、シフトレバーの近くにある小さなスイッチで操作します。引き上げるとかかり、ブレーキを踏みながら押し下げると外れる、という動きが一般的です。
スイッチの正確な位置とマークは、取扱説明書の「電動パーキングブレーキ」のページに写真付きで載っています。手元にない時の探し方は フロンクスの取扱説明書の見方 にまとめました。
| 項目 | フロンクス(現行型・全車) |
|---|---|
| パーキングブレーキの種類 | 電動パーキングブレーキ |
| ブレーキホールド | 標準 |
| アダプティブクルーズコントロール | 全車速追従・停止保持機能付で標準 |
| トランスミッション | 6AT(パドルシフト付) |
レバー式との違いを先に知っておくと、操作に慣れるのが早くなります。
- 力を入れずにスイッチ1つでかけられる
- 条件がそろえば、アクセルを踏むと自動で外れる
- 足元やセンターまわりがすっきりする
- 外す時はブレーキを踏んでおく必要がある
- バッテリーが上がると操作できなくなる
- 洗車機に入る時などに手順がある
かけ方と外し方の基本
『スイッチを引くの?押すの?』というのが一番迷うところですよね。一般的な電動パーキングブレーキの流れは、次のとおりです。
- 車を止め、ブレーキペダルをしっかり踏む
- シフトをPに入れる
- パーキングブレーキのスイッチを引き上げる
- メーターのパーキングブレーキの表示が点いたのを確かめる
- 外す時は、ブレーキペダルを踏んだままスイッチを押し下げる
- メーターの表示が消えたのを確かめてから発進する
実は、シートベルトを締めてDに入れた状態でアクセルを踏むと、自動で外れる仕組みになっている車が多いです。いちいちスイッチを押さなくても発進できます。
電動式は「かけた手ごたえ」が少ないので、メーターの表示で確かめるのが確実です。かかる時と外れる時に、足元から小さな作動音がするのも正常な動きです。
例えば、こんなやりとりもよくあります。
「エンジンを切ったら、勝手にサイドブレーキがかかった気がするんです」
「Pに入れてエンジンを切ると、自動でかかるように作られている車があります。故障ではないので安心してください」
ブレーキホールドの使い方
ブレーキホールドは、信号待ちなどで一度しっかり止まると、ブレーキペダルから足を離しても止まったままにしてくれる機能です。渋滞の多い街乗りで、足の疲れがかなり違います。
- シートベルトを締め、ドアを閉める
- ブレーキホールドのスイッチを押してオンにする
- メーターに待機中の表示が出たのを確かめる
- ブレーキを踏んで止まると、作動中の表示に変わる
- 足を離しても止まったまま
- アクセルを踏むと、自動で解除されて発進する
『毎回スイッチを押さないといけないの?』と思いますよね。車によっては、エンジンを切るたびにオフに戻るものもあります。フロンクスでの動きは、取扱説明書かメーターの表示で確かめてみてください。
シートベルトを外している、ドアが開いている、坂がきつすぎる、といった時は働かないことがあります。止まったつもりで足を離すと動き出すことがあるので、表示を見る癖をつけておきましょう。
「止まったままにする」機能は3つある
高速道路では、停止保持機能付のアダプティブクルーズコントロールも使えます。前の車に合わせて止まり、そのまま止まっていてくれる機能です(現行型・全車標準)。
『どれも止まってくれるなら、何が違うの?』と思いますよね。使う場面で分けると、こうなります。
| 機能 | 主に使う場面 | 止まったあと |
|---|---|---|
| 電動パーキングブレーキ | 駐車・長めの停車 | スイッチかアクセルで解除 |
| ブレーキホールド | 信号待ち・渋滞の街乗り | アクセルを踏むと解除 |
| 停止保持付ACC | 高速道路や自動車専用道の渋滞 | 操作して再発進 |
ACCで止まったあとの再発進の仕方は、スイッチ操作かアクセルかが車ごとに決まっています。慣れるまでは、前の車が動き出したら自分でも周りを見てから発進しておきましょう。
例えば、渋滞の高速道路ではACC、下に降りて信号待ちになったらブレーキホールド、駐車場ではパーキングブレーキ、という使い分けになります。
ここが大事なところですが、どの機能も運転を代わりにしてくれるものではありません。長く止まる時や車から離れる時は、Pに入れてパーキングブレーキの表示を確かめてください。
安全装備でできることの全体は フロンクスの安全装備 にまとめています。

サイドブレーキが解除できない時は?
『外そうとしても外れない』という時は、慌てずに次の表を見てみてください。たいていは操作の条件がそろっていないだけです。
| 外れない時の状況 | よくある原因 | 試すこと |
|---|---|---|
| スイッチを押しても外れない | ブレーキペダルを踏んでいない | ブレーキを踏んでから押し下げる |
| アクセルを踏んでも外れない | シートベルトを締めていない | ベルトを締めてもう一度 |
| エンジンがかかっていない | 電源がオフになっている | エンジンをかけてから操作 |
| メーターの表示が点滅している | システムの異常の可能性 | 安全な場所に止めて販売店へ |
| 電源が全く入らない | バッテリー上がりの可能性 | ロードサービスへ連絡 |
電動パーキングブレーキは電気で動くので、バッテリーが上がるとスイッチで外せなくなります。動かせない状態でレッカーするには手順が要るので、ロードサービスに「電動パーキングブレーキの車です」と伝えておきましょう。
バッテリーが上がった時の対処は フロンクスのバッテリー上がりと交換 にまとめています。
メーターに見慣れない表示が出た時は、フロンクスの警告灯・警告音の意味と対処 で形から探せます。警告灯が点いたまま走り続けるのは避けておきましょう。
洗車機や冬の駐車で気をつけること
電動パーキングブレーキの車は、場面によって少しだけ手順が変わります。とくに迷いやすいのが、ガソリンスタンドの門型洗車機と、雪の多い地域での駐車です。
- 洗車機の案内に「ニュートラルで」とある時は、パーキングブレーキの扱いを先に確かめる
- エンジンを切ると自動でかかる車は、切らずにNで待つ手順が要ることがある
- ブレーキホールドはオフにしておく
- 細かい手順は取扱説明書の「洗車」の項目で確かめる
『寒い日にサイドブレーキが凍るって本当?』という心配もありますよね。雪の多い地域では、ブレーキ部分が凍って外れにくくなることがあると言われます。
冷え込みが厳しい夜は、凍結の心配からパーキングブレーキをかけずにPだけで止める、という方法が紹介されることがあります。ただ、電動式で自動でかかる車もあるので、扱いは取扱説明書の寒冷地の項目で確かめてから判断してください。坂道では輪止めも使いましょう。
雪道をよく走る方は、4WDを選ぶかどうかも気になるところです。4WDは2WDより198,000円高く、4WDだけにスノーモードやグリップコントロール、ヒルディセントコントロールが付きます(現行型・スズキ公式)。違いは フロンクスはFFと4WDどっち? で比べています。

不具合が心配な時に知っておきたいこと
フロンクスで2026年10月2日時点に国内で届け出されたリコールは、2024年12月のリヤブレーキキャリパの取付けボルトの1件です。対象は2WDと4WDの計1,911台で、ボルトの締め付けトルク不足が理由でした(スズキ公式)。
スズキの公式サイトでは、車台番号を入れてリコールの対象かを調べられます。車台番号は車検証に載っています。中古で買った方は、作業が済んでいるかも販売店で確かめておきましょう。
パーキングブレーキの不具合で国内のリコールが出た、という発表は2026年10月2日時点で確認できていません。それでも、表示の点滅や異音が続く時は、早めに販売店で見てもらうのが安心です。
海外で話題になった衝突安全評価の件は オーストラリアの1つ星評価と販売停止の経緯 で、事実だけを並べています。修理費の目安は フロンクスの故障しやすい箇所と修理費 にまとめました。
よくある質問
フロンクスに足踏み式やレバー式のサイドブレーキはありますか?
ありません。現行型は電動パーキングブレーキが全車標準で、スイッチで操作します。
ブレーキホールドは毎回オンにする必要がありますか?
エンジンを切るとオフに戻る車もあります。フロンクスでの動きは、取扱説明書かメーターの表示で確かめてみてください。
サイドブレーキをかけたまま走るとどうなりますか?
警告音や表示で知らせてくれる車が多いですが、そのまま走るとブレーキを傷めます。発進前にメーターの表示が消えているかを見ておきましょう。
バッテリーが上がったらサイドブレーキはどうなりますか?
スイッチでは外せなくなります。無理に動かさず、ロードサービスに電動パーキングブレーキの車だと伝えて対応してもらいましょう。
坂道発進は苦手でも大丈夫ですか?
ブレーキホールドを使うと、坂で止まっても足を離せます。アクセルを踏めば解除されるので、坂道発進はかなり楽になります。
駐車場で止める時、Pに入れるだけではだめですか?
Pだけでも車は止まりますが、坂道では部品に負担がかかります。電動パーキングブレーキもかけて、表示が点いたのを確かめておくと安心です。
これからフロンクスを買う方は、こうした装備がすべて標準で付いています。総額の目安はトップの フロンクスの値引き相場と限界額 から見てみてください。
まとめ
- フロンクスのサイドブレーキは電動パーキングブレーキで、全車にブレーキホールドが付く
- かける時はスイッチを引き上げ、外す時はブレーキを踏みながら押し下げるのが基本
- シートベルトを締めてアクセルを踏むと自動で外れる仕組みの車が多い
- 外れない時はブレーキの踏み込み、シートベルト、電源の順に確かめる
- 洗車機や寒い地域での駐車は、取扱説明書の手順を先に確かめる





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