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スズキ フロンクスのグレードを比べようとしたら、選択肢が見当たらなくて戸惑った。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、フロンクスのグレードは1つだけです。選ぶのは「2WDか4WDか」と「ボディカラー」の2つしかありません。
この記事では、標準で付いている装備と、残る2つの選択肢をどう決めればいいかを、表で並べていきます。
フロンクスのグレードは本当に1つだけ?
本当です。2026年10月時点の現行型(2024年10月16日発売の初代)は、ベースグレード1つの構成です。
他の車のように「X」「G」「Z」と並んで装備が増えていく形ではありません。最初から装備をほぼ全部載せた1種類だけ、という珍しい売り方なんです。
| 選べるもの | 選択肢 | 価格への影響 |
|---|---|---|
| グレード | ベースグレードのみ | なし |
| 駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 4WDは+198,000円 |
| ボディカラー | 9通り | 0円〜+88,000円 |
| エンジン・ミッション | 1.5Lマイルドハイブリッド+6ATのみ | なし |
| メーカーオプション | 設定なし | なし |
フロンクスで迷うのは「雪道を走るかどうか」と「色」の2点だけです。グレードの上下で装備を比べる手間はかかりません。
『グレードが無いなら、どれを選んでも同じなの?』と思いますよね。走りや装備は同じで、違いは駆動方式と色だけ、と考えて大丈夫です。
なぜフロンクスはグレードが1つなの?
スズキが理由を細かく公表しているわけではありません。ただ、車の成り立ちを見ると、納得できる点がいくつかあります。
- フロンクスはインドで生産されて日本に入ってくる輸入車
- インドでは2023年に先に発売され、日本は2024年10月に発売
- 日本仕様には、日本向けに4WDが用意されている
海外から運んでくる車は、仕様の種類を増やすほど在庫の管理が難しくなります。仕様を1つに絞り、装備を全部載せておくほうが、売る側も買う側もシンプルなんです。
実際、販売店で「どのグレードにしますか」と聞かれることはありません。最初の質問が「2WDと4WDのどちらにしますか」になるのが、フロンクスらしいところです。
インド生産の品質が気になる方は、インド製で大丈夫かの記事 で生産の背景をまとめています。
標準装備には何が付いている?
ここがフロンクスのいちばんの特徴です。他の車なら上級グレードやオプションになる装備が、全車に付いています。
- デュアルセンサーブレーキサポートII(ミリ波レーダー+単眼カメラ)
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従・停止保持機能付)
- 車線維持支援・車線逸脱抑制・標識認識
- ブラインドスポットモニター・リヤクロストラフィックアラート
- 全方位モニター(360度)
- 誤発進抑制機能・後方誤発進抑制機能
- 6エアバッグ(SRSカーテンエアバッグなど)
- 9インチHDディスプレイのメモリーナビ(スマホ連携・Bluetooth)+6スピーカー
- カラーヘッドアップディスプレイ
- 電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)
- ワイヤレス充電器(Qi)
- 運転席・助手席シートヒーター
- フルオートエアコン
- 本革巻きステアリング+パドルシフト
- LEDヘッドランプ・16インチアルミホイール
装備はスズキ公式の装備表にもとづく現行型の内容です。ナビまで標準なので、ナビを付けずに安く買うという選び方はできません。

逆に、付いていない装備は?
全部入りに見えるフロンクスですが、無いものもあります。買ってから気づくと残念なので、先に見ておきましょう。
- ステアリングヒーター
- メーカーオプション(サンルーフなどを後から足す枠が無い)
- スペアタイヤ(パンク修理キットで対応)
- ターボエンジン・CVT・MT
- モーターだけで走るEV走行
とくに寒い地域の方は、ステアリングヒーターが無いことを気にされることが多いです。シートヒーターは前席2つに付いています。
スペアタイヤが無いのも見落としやすい点です。タイヤは195/60R16で、パンクした時は付属の応急修理キットで対応します。遠出が多い方は、ロードサービスの内容も一緒に確かめておくと安心です。
例えば、販売店でこんなやりとりになることもあります。
「ハンドルが温かくなる機能は付けられますか」
「フロンクスはメーカーの設定が無いので、カバーなどで対応する形になります」
2WDと4WDはどう選ぶ?
グレードが1つのフロンクスで、いちばん大きな選択がここです。
| 項目 | 2WD(FF) | 4WD |
|---|---|---|
| 車両価格(基準色) | 2,541,000円 | 2,739,000円 |
| 型式 | 4AA-WDB3S | 4AA-WEB3S |
| 車両重量 | 1,070kg | 1,130kg |
| WLTC燃費 | 19.0km/L | 17.8km/L |
| 最高出力 | 101PS | 99PS |
| 最低地上高 | 170mm | 170mm |
| 走行モード | なし | スノーモード・グリップコントロール・ヒルディセントコントロール |
数値は現行型の公表値です。4WDはフルタイム4WDで、日本仕様のために用意された駆動方式です。
結論から言うと、雪が積もる道を冬に何度も走るなら4WD、そうでなければ2WDで困る場面は少ない、という分け方になります。
『でも、たまにスキーに行くんだけど』という方もいるはずです。そこの判断は場面ごとに分けて、FFと4WDどっちを選ぶか で詳しく比べています。
エンジンや走りは選べる?
選べません。全車が同じパワートレインです。
フロンクスのエンジンはK15C型の1.5L直列4気筒(自然吸気)で、そこに小さなモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドです。トランスミッションは6速AT(トルコン式)で、パドルシフトが付いています。
最高出力は2WDで101PS、最大トルクは135N・mです(現行型・公表値)。モーターは3.1PSで、エンジンの手助けをする役目です。ターボの設定は日本にはありません。
『1.5Lで重くないの?』と気になる方もいますよね。
坂道や高速での感じ方は フロンクスはパワー不足か で、場面ごとにまとめています。
色はどう選ぶ?価格の違いは?
もう1つの選択がボディカラーです。全9通りで、色によって追加料金が変わります。
| 色の区分 | 追加料金 | 2WDの価格 | 4WDの価格 |
|---|---|---|---|
| モノトーン(シルバー・ブルー・ブラック) | 0円 | 2,541,000円 | 2,739,000円 |
| アークティックホワイトパール | +33,000円 | 2,574,000円 | 2,772,000円 |
| ブラック2トーンルーフ(シルバー・ブラウン・レッド・オレンジ) | +55,000円 | 2,596,000円 | 2,794,000円 |
| ホワイトパール2トーンルーフ | +88,000円 | 2,629,000円 | 2,827,000円 |
ブラウン、レッド、オレンジは2トーンルーフでしか選べません。モノトーンの設定は無いので、色で迷う時はここも押さえておきましょう。
全色の見え方や人気の傾向は ボディカラーの一覧 にまとめています。価格の全体像は 新車価格の一覧 で確かめられます。

中古で探す時も、グレードの違いは気にしなくていい?
基本的には気にしなくて大丈夫です。2026年10月時点で、フロンクスは2024年10月発売の初代だけで、改良も入っていません。
つまり、中古で見かけるフロンクスは、年式が違っても装備はほぼ同じなんです。違いを見分けるなら、車検証の型式を見るのが早いです。
| 確かめる場所 | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| 車検証の型式 | 4AA-WDB3S | 4AA-WEB3S |
| 新車時の車両価格(基準色) | 2,541,000円 | 2,739,000円 |
| タイヤサイズ | 195/60R16 | 195/60R16 |
『じゃあ中古は何で選べばいいの?』と思いますよね。見るべきなのは、走行距離、色、修復歴、それに国内リコールの対策が済んでいるかどうかです。
国内のリコールは2024年12月に届け出られたリヤブレーキキャリパの取付けボルトの1件です。対象車は点検と、必要ならボルトの交換で対応されています。
- 車検証の型式で2WDか4WDかを見る
- ボディカラーとルーフの色を見る
- 走行距離と修復歴の有無を見る
- リコールの対策済みかを販売店に聞く
中古の狙い目は 中古車の選び方 で、年式と走行距離ごとに見ています。
売る時に「グレードで差がつく」ことはある?
グレードが1つなので、上か下かで買取額が分かれることはありません。差がつくのは、駆動方式と色、それに走行距離と状態です。
よく言われるのは、白や黒などの定番色は買い手が多く、値段が安定しやすいという点です。ただ、フロンクスはまだ発売からの年数が短く、色ごとの差がどこまで出るかは時期と地域で変わります。
例えば、同じ年式・同じ走行距離でも、4WDは雪の多い地域で探す人が多いぶん、地域によって評価が変わることもあります。
買う時に「売る時のこと」まで考えておきたい方は、リセールバリューの記事 で駆動方式と色ごとの考え方をまとめています。
グレードが1つでよかった点・気になる点
実は、グレードが1つというのは良し悪しがあります。
- 装備で迷わず、駆動方式と色だけ決めればいい
- 中古で探す時も装備の差を気にしなくていい
- 売る時に「下のグレードだから安い」ということが起きない
- 装備を削って安く買う選択肢が無い
- ナビを社外品にしたくても標準ナビは外せない
- 上級の内装やより大きいホイールを選べない
とくに、ナビを自分の好きな物にしたい方には不便に感じるかもしれません。ナビの使い勝手は ナビ・ディスプレイの記事 で見ています。
一方で、「迷う時間が短い」というのは意外と大きなメリットですよね。仕様が決まれば、あとは見積もりを比べるだけです。
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フロンクスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、フロンクスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
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値引きの目安と商談の順番は フロンクスの値引き相場 で詳しく見ています。
よくある質問
フロンクスに上級グレードや特別仕様車はありますか?
2026年10月時点で、ベースグレード1つだけです。特別仕様車の公式発表もありません。
グレードが1つなら、どこで差がつきますか?
2WDか4WDかと、ボディカラーの2つです。4WDは+198,000円、色は最大+88,000円です。
ナビを付けずに安く買えますか?
できません。9インチのメモリーナビは全車標準で、メーカーオプションも設定されていません。
ターボやハイブリッドの上位版はありますか?
日本仕様は全車1.5L自然吸気のマイルドハイブリッドと6ATの組み合わせだけです。ターボやストロングハイブリッドは設定がありません。
シートヒーターは後席にも付いていますか?
シートヒーターは運転席と助手席の2つです。ステアリングヒーターは設定がありません。
まとめ
- フロンクスのグレードはベースグレード1つだけ
- ナビ・全方位モニター・HUD・停止保持付ACCまで全車標準
- ステアリングヒーターとメーカーオプションは無い
- 選ぶのは2WD(2,541,000円から)か4WD(2,739,000円から)かと色
- 色の追加料金は0円から最大88,000円





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